写真の主役は、おもちゃと言いますか、「手作りのなんちゃって用具」です。
この「用具」を使った「運動」が終わって、扇風機のスイッチを押しに向かっていった息子くんのおむつおしりと、ちんまりあんよを遠目に添えつつお届けいたします♡
今年の春からモンテッソーリ教育教師養成講座を受講しており、8/2~9に東京で開催されたスクーリングで、たっくさんのことを学んできました。その学びを少しずつでいいから実生活に取り入れていこうと、日々考えながら息子くんのお世話をしています。
当教育においては、「集中現象」が鍵だと言われています。
子どもがある能力を身につけるために、外界のものに特に敏感になり、子ども自らが主体的に働きかける、ある一定の時期のことを「敏感期」と言い、この「敏感期」に見合ったものが環境にあると、それに集中的に関わろうとします。これが「集中現象」です。
今の2号くんで言えば、ちょっとでも支えになる対象=環境を見つければ、つかまり立ちという「運動」を繰り返します。まだやるの?って思ってしまうくらい一日に何度も何度も何度もつかまり立ちします。
ティッシュボックスから延々とティッシュを取り出すことも微細な「運動」の好例です。お盆帰省したわたしの実家で、おしりふき用のウエットティッシュがターゲットになりました(笑)彼にとって必要な運動なんだと分かっていても、さすがに半分くらいのところで止めさせてもらいました^^;
モンテッソーリ教育の用具も教具も、集中現象が正しい方向で引き出されるよう設計されており、スクーリングでも用いられていた作りも含めてちゃんとしたものを買おうと思うと、お高いです。なので、うちにあるもので工夫して目的の運動、作業ができたらとちょくちょく考えています。(2号くんの誕生日がそろそろ=8/29=ニクの日なので、プレゼントとしてモンテッソーリ教具が届いたら嬉しいなぁw)
そんなとき、義姉さんが広告を丸めてボールを作ってくれました。側には、元はお菓子のボックスだった書類用ゴミ箱がありました。
「お?この箱にボールを入れるの、アリなのでは?」
と思って、まずわたしがボールを入れ、取り出すという運動をゆっくりやって見せると。
なんと2号くん、自分からボールを掴み、入れる、取り出すを繰り返し始めました。入れる→取り出すで1回とすると、20回以上は繰り返したでしょうか(ちゃんと数えれば良かったYO!)
もともと一人遊びができる子で、ひとつのおもちゃにわりとじっくり向き合うほうかな?と思っていましたが。こんなにも集中して繰り返している姿は初めてみたように思います。幼稚園の先生である義姉さんも驚いていました。
「落とす」を目的としたモンテッソーリの用具に比べたら、自然に繰り返してできる設計にはなっていないのですが、それでもこれだけ自分から繰り返して集中してくれたことに、とても嬉しく思いました。
こんなにもシンプルなものでも充分集中できる、というかむしろシンプルだからこそ集中できるんだということを2号くんがリアルに教えてくれました。
年内いっぱいのレポート提出課題と戦いながら(笑)、自宅でもまた少しずつ、工夫していこうと思います。